STAFF BLOG
2014.12.10
小谷村被災住宅相談
皆さん、こんにちは! ゆずママこと中山です。
先月発生した長野県北部地震の地震被害について、建築士会の要請により「神城断層地震・小谷村被災住宅相談業務」に行って来ました。
朝6時15分に家を出て、1時間45分かけての移動。小谷村役場に集合し、今回は16名の建築士が4班に分かれて、建設労連の大工さんたちと村役場資産税課チームについて廻りました。
私たち更級支部4人は小谷村中土という集落を廻り、築100年以上というお宅は伝統的工法の1階だけでも60坪位あるお宅で、ご主人様に地震当時のお話をお伺いしたり、赤い紙が貼られ(危険判定)ていたお宅を見せていただいたりしました。
太い梁、柱があるのですが、室内の間仕切りは全て建具によるもので壁が少ないこと。太い梁の下に柱が無いこと。基礎が石積みであること・・・その状態への大型の地震。
床の持ち上がり・壁のひび割れ・天井落下・地盤のひび割れ・敷居がまっぷたつに割れている。改めて地震のすさまじさを目の当たりにしました。
当初は住宅相談と聞いていたのですが、小谷村が二次の住宅被害認定調査を実施するので、平面図を作成してデジカメ撮影し、平面図と撮影箇所が特定できるように記入するというものでした。
大きなお宅が多く午前中2件・午後は4件のうち、いらっしゃったお宅1件の平面図を作成しました。
長野と違い雪が3.8mも積もるという小谷村・・・屋根下地の垂木もしっかりしていて90×90mm位はあった感じです。
今日の積雪は43センチの積雪。雪に不慣れな私たちはとても大変でしたが、被災されている方たちを思うと言葉には出来ませんでした。
日々安心・安全な家づくりをと思っている私たちですが今回被災家屋の現状を見て、ふれて家づくりの大切さ・建築士の責任の重さいろいろ考えさせられた一日となりました。
あ、そうでした!・・・先日引渡しをした「長期優良住宅」仕様で建てられたK様奥様より「地震が来ても我が家は、収納戸棚の扉に付いている耐震ロックもかからなかったよー!」と喜びのお声をいただきました。(^^)
お客様の笑顔の家づくり、また一歩ずつ前進したいと思いました。