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2014.09.01
セルローズファイバー吹き込みました!
現在進行中のとあるお宅・・・
私どもが標準採用している断熱材は「セルローズファイバー」の充填断熱ですが、ちょうど壁部分の断熱工事 「セルローズファイバー」の吹き込み工事をしました!
私どもが断熱材にセルローズファイバーを採用しているのには4つの理由があります。
まず、当然ですが「断熱性能」・・・25~55Kの密度で充填した場合、0.040W/m・kと言う数値で表され、これは一般的に使われるマット状や吹き込み用グラスウールよりも高性能な数値です。
ただ数値だけで言いますと、ポリスチレンフォームや硬質ウレタン系のボードより良くないのですが、肝心なのは「スキマ」。施工上どうしても生じてしまい易いこの「スキマ」、例えば天井にこのスキマが5%程度出来たとすると、断熱効果はなんと!50%もダウン!
吹き込みで高密度にスキマなく施工した「セルローズファイバー」は、体感温度に違いがわかるほどしっかり効きます。実際にも次世代省エネ基準は軽くクリアしています。 (^_^)v
そして次に「吸放湿性」・・・古紙が主原料であるため周りの湿度環境に応じて吸放湿してくれるのですが、壁内に温度差を生じないので壁内結露にも無縁!湿気は追い出してくれるし、つなぎに使われている「ホウ酸」がカビやダニなども同時に防いでくれるのです。
そしてもう一点、リサイクル可能な天然の木質繊維=「自然素材」であること。新聞店などで売れ残った新聞紙のリサイクル商品で、水や熱を使わない製造過程は、一般的な断熱材の製造エネルギーの約1/7。環境にすごく優しいんです! (^_^)v
最後の1点は、結構重要な快適ポイントなんですが「吸音」! 木質繊維の柔らかい素材なので、抜群の吸音性能があります。壁も天井も吸音材で厚く覆われた住宅は、屋内のから外への音漏れ・屋外からの騒音進入、室内での反響音など、音に関する環境がビックリするほど変わってきますよ!お客様にも「家の中にいて本当に静かですねー。」とのお声をいただいています。 (^_^)v
そんなことで、私どもは「セルローズファイバー」使っています。
ちなみに、品質と言いますか、安全性も考えてJISマーク認定取得品である日本製紙木材の「スーパージェットファイバー」を採用しています。(あのクリネックスティシューの関連企業)
高密度に充填するので、内側のシートはかなり細かく留め付けていきます。
ホースを巧みに操って一気にブローイング・・・
パンパンになった壁面。
この膨らんだ状態を、今度は大工の棟梁がボードをギューッと押しつけながら留めていく作業に入ります。これで自重沈下することのない、高断熱高遮音の壁ができあがりです。
ちなみに「日本製紙木材(株)・スーパージェットファイバー」のHPはこちら →
http://www.jet-npl.com/index.html
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~ゆずの日記.21~