今日は、市民文化ホールにてパナソニックES社とYKK AP社の合同企画のセミナーがあり参加してきました。

パナソニックとＹＫＫって珍しい取り合わせですが、今の・・そしてこれからの住宅にとって大事なのは断熱・・住環境を良くする上では開口部の断熱と換気は、重要なポイントであるということからタッグを組んだセミナー開催に至ったらしいです。

２社による商品説明もあったりした後、とても興味のある講演・・・近畿大学建築学部の岩前教授の講演がありまして、タイトルは『健康な暮らしと健康な住まい』。

住環境と健康リスクについてのお話しです。私どもでも現在『スマートウェルネス住宅』ということで健康長寿を目指した住環境についての提案を推奨していますが、まさにその部分にずばりリンクする講演でして大変勉強になりました。

ヒートショックなどが原因で家で亡くなる方が、交通事故で亡くなる方の約３倍・・「行ってらっしゃい、気をつけて！」というかけ声も昔の話・・今では「お帰りなさい、気をつけて！」・・あながち冗談では済まされないような話。

平均寿命と健康寿命は違う・・その差は病気などで日常生活に制限のある「不健康期間」である・・・長野県は長寿の長生き県と言われているが、不健康期間がワーストである・・・つまり寝たきりのような期間が長く寿命が数字上で長いだけという怖い事実。

などなど、確たる統計データを分析し、その上でのいろいろな方向からの健康リスクと住まいの関係性をお話しいただきました。

改めて建物の断熱性能の重要性を、そして健康状態への影響を再認識しました。

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