STAFF BLOG
2019.06.26
大正時代の郵便局舎解体
皆さんこんにちは。スタッフの中山です。(*^_^*)
先日のことです。お客様からのご依頼で、大正時代に建てられた郵便局舎の解体をすることになりました。
ちょうどそんな時、信州大学工学部教授・一級建築士・工学博士の土本俊和教授と知り合いになり、大正4年建築の局舎で大変貴重なため、解体前の事前調査を学生たちと一緒にやりたいとのお申し出がありました。
土本教授は以前からこの建物に興味があり、調査をしたいと思っていらしたとのこと。グッドタイミングでの偶然の出会いでありました。
早速先日、現地調査を実行!(^o^)
お施主様(実は私の叔父)は、当時の見積書・平面図・立面図・契約書を大変良い保存状態で残されていましたので、教授はしっかり写真に記録していましたよ。
学生さんは、4年生2名、修工1年生1名、修工2年生1名の計4名が参加して、平面図・断面図・室内展開図・敷地図を各々がフリーハンドで書き写していました。
また、使われている木材の一部を採取して調べたいとのこと。大正時代の木材は見積からすると柱は杉、梁は松のらしく、随所に使用したいたようです。
当時の請負契約書も残されていましたが、当時は800円で建てられたようでした。今の価値でいくらなんでしょう・・(*^_^*)
今週から分別から入り、手壊しへと続きますが、小屋組みが当時では珍しいトラス組だと聞いています。大正時代の建物解体に立ち会うのは初めての経験ですし、子供の頃から思い出のある母の実家でもあるので、現場監理も大変楽しみに見守りたいと思います。
私の曽祖父が建てた建物に関わることが出来るのも、この仕事をしているからこそと、大変ありがたく思うこの頃でした。(*^_^*)
長野県長野市で県産材でつくる“高気密・高断熱、ゼロエネ住宅、長期優良住宅、スマートハウス、スマートウェルネス住宅、デザイナーズハウス、愛犬家住宅、Skogのいえ”の木造注文住宅新築・リフォーム、分譲住宅を手がける『総合建設西沢商会/ニシザワホーム』